こんにちは。マサツムです。
DTMの作業効率をよくするため、いろんな機材を増やし良い環境を作るのも良いですが、パソコン自体の能力が低いとそれらの機材も良いコンディションで扱えません。
今回はパソコンの性能に関わる「メモリ」を、わかりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。
「メモリ」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
メモリとは?
メモリ(memory)とは、パソコン内に設置してある一時的な記憶装置のことをいいます。
パソコンの処理がスムーズに行われるためには大きく関わってくるパーツになるのが、この「メモリ」(メモリー)になります。
メモリといってもいろんなタイプがあります。
パソコン内に設置してあるものはPCメモリになります。
パソコンのスペックを求められる時、「CPU」「メモリ」「ストレージ」この3つがあげられます。
音楽や映像の制作をパソコンで行う場合は、このメモリが大きくないとスムーズに作業ができません。
小さすぎるとフリーズしてしまう原因にもなります。
メモリの種類
「RAM」と「ROM」
メモリは大きく分けてと「読み書き両方できるもの」と「読み出し専用のもの」があります。
一般的にメモリというと、読み書き両方できる「RAM」(ラム)で、PCメモリもこれにあたります。
読み出し専用のものは「ROM」(ロム)といい、身近ところでいうと聴く専用のCDは「CD-ROM」になります。
あとは昔のゲームソフトなどは「ROMカセット」とよばれます。
「デスクトップPC用」と「ノートパソコン用」
「デスクトップPC用」と「ノートパソコン用」では大きさ・形が違います。
メモリスロット(メモリを設置する箇所)も、デスクトップPC用は2〜4つ、ノートパソコン用は2つが一般的です。
大きさ、数を間違えないようにしましょう。
「DDR3」と「DDR4」
メモリの中でも種類があり、「DDR」「DDR2」「DDR3」「DDR4」など性能が異なります。
数字が大きいほど新しいタイプで、最近のPCには「DDR」「DDR2」だとハマらないものがあります。
メモリ増設
メモリは自分で増設ができるので、DTM等のパソコンの処理速度が求められる作業をするなら、メモリの増加をするか、もともと大きなメモリが搭載されているものを選ぶ方が良いです。
最低でも16GBはないと快適に制作することができません。
メモリスロットが4つあれば、4GBのもので揃(そろ)えると「4GB × 4」で16GBです。
2つであれば、「8GB × 2」で16GBになります。
パソコンの各役割
パソコンのスペックを求められる時、「CPU」「メモリ」「ストレージ」この3つがあげられると書きましたが、その役割を実際のお仕事に例えるとわかりやすいです。
その本を机の上で開きながら情報を得て、資料を作っていきます。しかし机が小さいと、違う本を見たくなった時、一度その本を閉じて次の本を開かなければいけません。
しかも大きな本だと開いて置いておくだけで場所を取り、窮屈(きゅうくつ)でページを変えることも素早くできなくなります。
もし大きな机だと、たくさんの本からスムーズにいろんな情報を得ることができます。
さらにその机の引き出しの中に使いやすい文房具などの道具が入っていれば、仕事が早く終わります。
作業する人がとても仕事のできる人であっても、机が小さいと能力を存分に発揮できません。
余計な時間がかかってしまいます。
そして、資料を途中まで作ったら、本と共に棚に戻して保管します。
もし棚がいっぱいになったら、今まで作った過去のいらない資料や、使わない本を捨てなければいけません。
捨てるのが嫌な場合は、もう一つ棚を用意してそちらに保管しなければなりません。
机が小さくて作業がやりづらかったら、大きい机にしないといけません。
机・・・「メモリ」
棚・・・「ストレージ」
本・・・「ソフト」
資料・・・「作品」
そのソフトをメモリの中で動かしながら機能を使い、作品を作っていきます。しかしメモリが小さいと、違うソフトを使いたくなった時、一度そのソフトを閉じて次のソフトを立ち上げなければいけません。
しかも大きなソフトだと立ち上げるだけで容量を取り、窮屈(きゅうくつ)で機能を使うことも素早くできなくなります。
もし大きなメモリだと、たくさんのソフトからスムーズにいろんな機能を使うことができます。
さらにそのメモリがDDR4など性能が良いと、仕事が早く終わります。
作業するCPUがとても性能が良いCPUであっても、メモリが小さいと能力を存分に発揮できません。
余計な時間がかかってしまいます。
そして、作品を途中まで作ったら、ソフトと共にストレージに戻して保管します。
もしストレージがいっぱいになったら、今まで作った過去のいらない作品や、使わないソフトを捨てなければいけません。
捨てるのが嫌な場合は、外付けストレージを用意してそちらに保管しなければなりません。
メモリが小さくて作業がやりづらかったら、大きいメモリに増設しないといけません。
ま と め
メモリを増設すると、びっくりするくらいパソコンの動きが良くなります。
それに甘えてソフトを立ち上げ過ぎてしまって、気づかないうちにCPUに負担をかけてしまうくらいです。
メモリはDTMをやっていく上では、必ず意識しなくてはならないスペックです。
今回は「メモリ」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム