DTM音楽用語辞典001「シンセサイザー」とは?〜「シンセサイザー」の歴史と種類〜

こんにちは。マサツムです。

シンセサイザー」という言葉は音楽をやっていない人でも知っている用語です。
しかし「シンセサイザー」の意味を詳しく説明するのは難しいです。
シンセサイザー」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!

シンセサイザーとは?

シンセサイザー(synthesizer)とは、電子回路を使ってイメージに合った音色を作り出せるエレクトリック・キーボードです。
「シンセサイズ」=「合成する」という言葉の意味からきています。
鍵盤の付いているものと鍵盤の付いていないもの(モジュラータイプ)がありますが
大きく分けてアナログ・シンセサイザーデジタル・シンセサイザーに分けられます。

「アナログ・シンセサイザー」

アナログ・シンセサイザーとは、オシレーター(音の波形)を元に「VCO」「VCF」「VCA」コントロールして、音の三要素「音色」「音高」「音量」を作るキーボードです。
オシレーターには「パルス波」「のこぎり波」「矩形波」「三角波」などがあります。
もともとは単音楽器(モノフォニック)ですが、現在製品になっているものは複音(ポリフォニック)が扱えるようになっています。

「VCO」・・・Voltage Control Oscillator の略。基本波形を作るところ。
「VCF」・・・Voltage Control Filter の略。波形をコントロールするところ。
「VCA」・・・Voltage Control Amplifier の略。音量をコントロールするところ。

今でも非常に人気があって近年のデジタル音楽EDMにもたくさんの人が取り入れています。
ヴィンテージ機はたくさんのミュージシャンに愛用されています。

MOOG「Minimoog」
DAVE SMITH INSTRUMENTS「Prophet」
TOM OBERHEIM「Two Voice」
ROLAND「JUPITER-8」など、他いろいろ‥。

「デジタル・シンセサイザー」

デジタル・シンセサイザーとは、デジタル信号処理の技術で処理をした音声信号をD/A変換回路(デジタル・アナログ変換回路)を通ってアナログ出力で音を出すキーボードです。
音源方式にはさまざまな方式があります。

「PCM音源」・・・Pulse Code Modulation の略。記録してあるPCM波形再生をして作り出す音源。
「FM音源」・・・Frequency Modulation の略。周波数変調を応用して作り出す音源。
「PD音源」・・・Phase Distortion の略。位相の歪みを利用して波形を作り出す音源。

音源方式は他にもあります。
よく使われているのが「PCM音源」です。
サンプラーと同じような仕組みで音がでます。

80年代頃はデジタルシンセの音色が世界中で流行りました。
近年のデジタル音楽でも非常によく使われます。

YAMAHA「DX-7」
YAMAHA「SY77」
KORG「M1」
ROLAND「D-50」など、他いろいろ‥。
ま と め

シンセサイザーは歴史とともにどんどん進化してます。
現在はソフト音源でシンセを使っているDTMerがたくさんいます。

以上、「シンセサイザー」について簡潔にまとめてみました!
是非、誰かに説明する時の参考にしてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

マサツム