歌が上手くなる方法 vol.04 〜抑揚の付け方〜

DTM 歌が上手くなる方法-抑揚のつけ方

こんにちは。マサツムです。

音楽をやっていない人でも、歌をうまくなりたい人は世の中にたくさんいます。

歌が上手くなるための基本

「音程が合っている」
「リズムがいい」

この二つさえバッチリだと「歌が上手い人」になります。

しかし、これにプラスして抑揚(よくよう)をつけることによって、「すごく歌が上手い人」の変わります。

ギターなど、楽器に演奏テクニックがあるように、歌い方にもテクニックはたくさんあります。

今回は歌に抑揚をつけるテクニックを紹介していきます!

歌が上手くなるシリーズの記事はこちら!
↓↓↓

歌が上手くなる方法 vol.01 〜高い声を出す方法 チェストボイス編〜

抑揚の付け方

抑揚とは、分かりやすくいうとメリハリのことです。
優しく歌うところ、強く歌うところを作ったり、音を揺らして感情を作ったりいろんな技があります。
この細かいテクニックで、歌の表現力をアップすることができます。

しかし、これらのテクニックはただ使えば良いというわけではありません。
ちゃんと歌詞や場面にあった効果のつけて、歌の表情を広げるのが理想です。

① ウィスパーボイス

ウィスパーボイスとは「ささやく」などの意味があります。
歌い方としては息を漏らしながら声を出すような歌い方です。

チェストボイスで力強い声を聴かせる中に、ウィスパーボイスのような優しい歌い方を混ぜるとメリハリがつき、感情を伝えやすいです。

② しゃくり

歌い出しを低い音程から正しい旋律(メロディ)に合わせていきます。
音感が良くないと「しゃくり」を外して入れてしまいがちなので、ある程度の練習が必要です。

③ フォール

語尾の音程を下げていくテクニックです。
少し力を抜きながらフワッと下げる感じで、切ない、儚(はかな)い表現になります。

語尾だけではなくつなぎの音にも良く使われます。
滑らかに音程を落としながら次の音へつなぎます。

④ エッジボイス

声帯を閉じている状態から少しずつ声を出して「あ〝 っ あ〝 っ あ〝 っ 」というような声です。
歌い出しに少しエッジボイスを入れて表情をつけたりします。
平井堅さんの歌い方に良く見られる手法です。

⑤ ビブラート

白玉系(2分音符や全音符)の伸ばす音に音程を少しだけ連続で上下させるテクニックです。
大きなものや早いものなど、種類はたくさんで、上手い人とそうでない人の差がハッキリ出るテクニックです。

⑥ 泣き

歌の入りの瞬間をファルセットから入る歌い方です。
西城秀樹さんの歌い方に良く見られる手法です。

⑦ こぶし

力(りき)むような歌い方で、強弱で表現します。
「こぶし」というとやはり演歌をイメージしてしまいますが、軽くこぶしのニュアンスを混ぜていくと、リズム感も出ます。
j-popではあんまり使われないテクニックかもしれません。

⑧ シャウト

がなり声、しゃがれ声のような声で叫ぶように歌う手法です。
ロックなど、ポイントで使われます。

⑨ フェイク

メロディの本線ではない部分で、メロディを入れるテクニックです。
スケールなどを理解できないと難しいので、技術と経験が必要になります。

ま と め

いかがでしたでしょうか?

抑揚のつけ方は好みが入ってくるので、「これが正解」と言い切れないところはありますが、歌い方のテクニックとしてこういった技があることを覚えていただき、あとは自分に合った使い方をしていただければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

マサツム