こんにちは。マサツムです。
音楽をやっていない人でも、歌をうまくなりたい人は世の中にたくさんいます。
しかし、ほとんどの人が生まれた時から、歌がうまいかどうか決まっていると思っています。
確かに生まれ持った「声質」や「音感」に差はあるかもしれません。
すでにクセがついて、思ったような声が出せないという人もいると思います。
そういった場合でも、トレーニング次第で
「少しでも高い声」
「少しでも通る声」
「少しでも音程のあった声」
に変えることができます。
そこからもっとトレーニングすれば、さらにもう少し上へと伸ばすことができます。
それをくり返せば限界はあるとしても、よりイメージ以上の成果を得ることができます。
もちろん自分にあったトレーニング方法や体の使い方は分かれるので、あくまでひとつの方法だと思って読んでいただけたらと思います。
僕は、小さい頃から「音感」と「声楽」を習い、「音楽専門学校」を卒業したのちに、「プロボーカリスト」としてデビューしました。
ボイストレーニングに通いながら「シングル7枚」「アルバム6枚」をリリースし、歌の指導などをしてきたという実績があります。
これを元に自分で培(つちか)ったノウハウを紹介しようと思うので、少しでも信憑性(しんぴょうせい)を持っていただけたら嬉しいです。
高い声を出す方法 チェストボイス編
歌を教えていてとてもよく聞かれるのが、「どうやれば高い声が出るんですか?」という質問です。
高い声はトレーニングと技術、考え方で出るようになります。
高い声を出す方法は、ミックスボイスを使って出すという方法もありますが、人によって向き不向きがあります。
今回はミックスボイスを使わないで、チェストボイスで高い声を出せる方法をいくつか紹介します。
これは地声を出す時に使われる響かせ方です。
ミックスボイスとはチェストボイスとヘッドボイス(裏声)を混ぜた声です。
① お腹からインパクトで声を出す
お腹から声を出すのは基本です。
「大きな声」「響く声」「高い声」を出すには、腹式で声を出すという必須です。
腹式での声の出し方がわからない人は、出そうで出ない音域をイメージして、手でお腹をグッと押して、お腹から出す練習をすると良いです。
しかし、この方法だと一瞬しか高い声が出せないと疑問に思うかもしれませんが、まず高い声が出せるという感覚をつかむのが大事です。
お腹から自然と高い声が出せるようになるまで、この練習法も効果的です。
② 肩から上の力を抜き、正しい姿勢で
歌を歌う時、肩の力を抜くというのはよく聞くと思います。
肩に力が入ると声を出す妨げになることがいろいろあります。
- 腹式呼吸がやりにくい。
- 喉が閉まる。
- 声が体に響かない。
こんな感じで、悪いことだらけです。
肩から上、口も顔もリラックスした状態が良い声を出すベストです。
そうじゃないと、キレイにチェストボイスは出せません。
すごくパワフルなボーカリストで力が入ってそうに見えても、プロのボーカリストはみんな肩から上の力が抜けています。
猫背になったり、首が前に出てしまうのもよくありません。
軌道がキレイにまっすぐなっている方が高い声は出やすいです。
③ 遠くの人に向けて歌う
上記の二つは上手な体の使い方で、トレーニングして自然にできるようにならないといけません。
しかしこの「遠くの人に向けて歌う」というのは「気持ち」「イメージ」を変えるだけで高い声が出やすくなる方法です。
実はこれが一番高い声が出せるようになる方法かもしれません。
目の前にマイクがあったとしても、声の到達点は何十m離れた人に届くような声の出し方をします。
もっと出やすくするためには、離れた先の2階、3階にいる人をイメージすると良いです。
少し上向きに声を出すというイメージだけで自然と高い声を出そうとする喉になります。
ま と め
いかがでしたでしょうか?
③の「遠くの人に向けて歌う」という方法が効果的と書きましたが、もちろん力が入りすぎて遠くへ向けて歌っては声は出ません。
① ② ③ の項目すべてが、自然にできるようになることが大切です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム