こんにちは。マサツムです。
今回はローファイプラグイン、AudioThingの『Vinyl Strip』の使ってみた感想を、わかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
まずはひとこと。
気軽にローファイプラグイン!
特 徴
- ローファイサウンドに適した6つエフェクトが搭載されたチャンネルストリップ。
- たくさんのエフェクト使用でもCPUを軽量化。
使ってみた感想
今回紹介するのは、シンプルで面白いプラグインを開発しているAudioThingの『Vinyl Strip』です。
ズバリ、軽くて簡単わかりやすいというのがこのプラグインの良いところです。
僕はちょっとノイズを入れたい時と、ちょっと解像度を落としたい時に使います。
この「ちょっと加えたい」という場面がよくあるので、結構重宝してます。
そして使っているついでに歪ませたり、リバーブかけたり、音作りをそのまますることもあるといった感じです。
ほかのローファイを作るソフトでXln Audioの『RC-20 Retro Color』がありますが、音の質の良さや細かいところまで追求できるところでいうと『RC-20 Retro Color』の方が正直良いです。
しかし、ローファイサウンドを作るにあたってチープさ?もまたマッチすることがあります。
ローファイサウンドは本当によく作るので、そのときの状況で使い分けています。
使い方
『Vinyl Strip』の特徴は、ローファイサウンドに適したの6つのエフェクトが入っているというところです。
エフェクトはドラッグ&ドロップで順番を入れ替えて、ルートを変えることもできます。
COMP
「ENVELOPE」でアタックの速さを設定して、「AMOUNT」でかかり度合いを調整します。
普通にコンプがかかりますが、あまり使い勝手が良くありません。
DIST
「HARMONICS」で奇数倍音・偶数倍音のタイプを設定して、「DRIVE」で歪み具合を調整します。
ローファイには必要な程度のかかり具合ですが、そこまで使い勝手はよくありません。
REVERB
ビンテージ感のあるリバーブがかかります。
残響の広さと明るさ、そしてかかり度合いを調整できます。
できることはシンプルで少ないですが、ローファイの雰囲気を出すには扱いやすいです。
EQ
チルトEQが使えます。
細かい設定ではなく、全体的の支点と傾きを決めて明るさや太さを調整できます。
ほかのEQを立ち上げて、スペクトラムアナライザを見ながら調整するとわかりやすいです。
VINYL
レコード再生によるローファイを作れます。
「DUST」でプチプチノイズを調整できます。
「NOISE」でノイズの量、「WOW」で音の揺れを作ります。
この「WOW」は絶妙にチープ感が出て好きです。
「RECORD AGE」でバンドパスフィルターの帯域が狭くなっていく感じでローファイサウンドになっていきます。
こちらも雰囲気を作るのに便利です。
「STEREO」でモノラル感との調整ができます。
SAMPLER
解像度を下げるビットクラッシャーです。
単発のキックやスネアの音を作る時にバリエーションが増えます。
レイヤーで音を作って重ねる時など重宝しています。
プリセットもいくつか用意されていて、わかりやすくそれっぽい音になってくれます。
プリセット選択の右にあるサイコロのようなマークをクリックすれば、組み合わせ・設定がランダムで選ばれるので偶然いい音を発見することもできます。
ココが好き!
CPUが軽い!
チープさがたまにツボです!
「VINYL」と「SAMPLER」がとても良い!
気になった点…
サチュレーション感にもう少しバリエーションがあれば…。
ノイズの種類にもう少しバリエーションがあれば…。
こんな方にオススメ!
- ローファイサウンドが好きな人
- EDMなど単発の音作りをいろんなバリエーションで追求する人
- よく使うローファイプラグインを持っていない人
ま と め
まとめとしては「お手軽にローファイが作れるチープで便利なプラグイン」といったところでしょうか?
ローファイサウンドはDTMでは重要なので、こういったお手軽プラグインは持っていると心強いです。
セールがよくあるので、確実にそこが狙い目です。
セール時だとかなり安価です!
今回は、「Vinyl Strip」を簡潔(かんけつ)に魅力をまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム