こんにちは。マサツムです。
今回はサチュレーター、wavesの『Abbey Road Saturator』の使ってみた感想を、わかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
まずはひとこと。
サチュレーターの中でも音がいい!
『Abbey Road Saturator』の 特徴
- アビーロードスタジオの「REDD」「TG12345」2つのコンソールを元に作られたサチュレーション・プラグイン。
- wavesの「Abbey Road Collection」の中に入っているプラグインのひとつ。
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使ってみた感想
今回紹介するのは、wavesのAbbey Road Collectionの中に入っている『Abbey Road Saturator』というサチュレーター・プラグインです。
サチュレーターはいろんなタイプのものがあり、音に倍音を加え豊かなサウンドに変えられる、とても使用頻度の高いエフェクトです。
サチュレーターは分かりやすいものもたくさんありますが、このプラグインはパラメーターもたくさんあり、少し分かりにくいと思われるかもしれません。
しかし、かけたいところにイメージ通りの自然なかかり方も、激しいサチュレーションまで演出することもできて、パラメーターを把握すればとても使い勝手の良いサチュレーターともいえます。
ドラムのような、低域から高域まで効果を調整したいパートはサチュレーターによっては調整がむずかしく、場合によってはパラレル処理を必要とするなど大変です。
このプラグインはそういったところもナチュラルに調整できるので、音が作りやすいです。
パンチもとてもいい感じで加えることができます。
そして何より、音の質感がすごく好きです。
プラグインのサチュレーターは、どうしてもデジタル臭さを消しきれないような気がしますが、そのあたりも「Abbey Road Saturator」は優秀だと思います。
ドラム、ベース、ギター、そしてボーカルにもリッチな効果をつけることができます。
使い方
音は、❶ の「INPUT」〜 ❻ の「OUTPUT」の順番に流れていきます。
入力信号の後にEQ処理ができます。
上から「HIGH」「MID」「LOW」の調整ができます。
ハイとローは「HIGH 2550Hz」「LOW 200Hz」の固定で、シェルフのプラスマイナス設定ができます。
コンプ/エキスパンダーの設定ができます。
レシオで圧縮の比率を設定します。
下のスイッチでバンドパスフィルターをLOW「OFF/80/160/380」とHIGH「OFF/750/1.5k/3k」から選んで設定することができます。
ここの設定でどの帯域に深くサチュレーションをかけるか、そして音の質感が変わってきます。
「BLEND」のフェーダーで「COMPANDER」のかかり具合を調整します。
サチュレーションのタイプを「TG/REDD/OFF」から選び、「GAIN」で歪み量を調整します。
「TG」と「REDD」でだいぶ質感が変わるのでここはポイントになります。
「MIX」のフェーダーで「SATURATOR」のかかり具合を調整します。
出力信号の前にEQ処理ができます。
調整は方法は「PRE EQ」と同じです。
このプラグインの良いEQ使い方は「PRE EQ」でサチュレーションを強くかけたい帯域とかけたくない帯域を設定して、「PRE EQ」で出力前に失われた帯域を補うという使い方が良いと思います。
最終的に出力量を調整します。
プリセットもたくさんのアーティストのセットが用意されているので、微調整で使えます。
『Abbey Road Saturator』音の比較
分かりやすくドラムとギターに『Abbey Road Saturator』をかけてみました。
ドラム
元の音
エフェクト後
ギター
元の音
エフェクト後
ドラムとギター
元の音
エフェクト後
ココが好き!
サチュレーションとしての音質が好き!
ドラムの調整が痒(かゆ)い所に手が届く!
パンチ感が良い!
気になった点…
いろんなエフェクターに使い慣れていないと、操作がむずしいかも…。
こんな方にオススメ!
- ロックサウンド、バンドサウンドをよく制作する人
- アビーロードスタジオが好きな人
『Abbey Road Saturator』の まとめ
まとめとしては「ナチュラルに生楽器をリッチにしてくれるサチュレーター・プラグイン」といったところでしょうか?
サチュレーターはたくさん持っていますが、自然なかっこいいバンドサウンドを作りたいときは、このプラグインを使っています。
今回は、「Abbey Road Saturator」を簡潔(かんけつ)に魅力をまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム
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