こんにちは。マサツムです。
リバースの効果は、かなり昔のロックから現代のロック・ポップスにまでよく使われています。
リバースのようにレコーディングでの遊びの延長で作られるような効果は、今も昔も変わらずアレンジでは効果的です。
今回は、「リバース」を、わかりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。
「リバース」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
リバースとは?
リバース(Reverse)とは、音や演奏を逆再生にする効果のことをいいます。
昔はテープ、現在はサンプラーやエフェクターを使って逆再生の音を作り、「現実にはない音」を作り出すことによって、楽曲中にインパクトを与えて耳をひきつけることができます。
60年代、ビートルズを筆頭にいろんなアーティストがレコーディングに取り入れてきました。
逆再生を当てはめることによって、狙った演奏ではない効果が加わり、少し高度なことをしているように聴こえます。
「現実にはない音」ということから神秘的な雰囲気を作ることもできます。
「リバース」をよく使う音
リバースの音は聴いてもらえると、効果を理解してもらえると思います。
よく使われる音を作ってみました。
スネア
シンバル
ギター
ボーカル
「リバース」の作り方
リバースの作り方はいろいろ方法はありますが、DTMの場合は昔と比べてとても簡単に作ることができます。
テープを逆再生する
これは昔のリバースの作り方です。
録音したテープを逆再生してそれをレコーディングするといった原始的な方法です。
サンプラーのリバース機能を使う
サンプラーについている「Reverse」を使うと、逆再生した状態のものが使用できます。
作るのは簡単ですが、タイミングの調整がむずかしいです。
波形を逆にする
DTMではこの方法が一番簡単で作業しやすいです。
目で見てタイミングの調整も簡単です。
エフェクター(プラグイン)を使う
リバース専用のエフェクターやプラグインを使ってリバース効果を作ることができます。
ディレイやリバーブとからめて、独特なタイプのリバースを作ることができます。
「リバース」が使われた名曲
現代までロックやポップスにとても使われてきたリバースですが、実は名曲の中にもとてもよく使われています。
Tomorrow Never Knows/The Beatles
リバースといえばこの曲。
単調なリズム隊の上で、上物が終始リバースで遊んでいます。
Strawberry Fields Forever/The Beatles
1:26あたりからシンバルのリバースがビートを刻んでいます。
Rain/The Beatles
2:35あたりからジョン・レノンの歌がリバースになっています。
Are You Experienced?/Jimi Hendrix
冒頭からリバースのリズムから入ります。
曲中もたくさんリバースで遊んでいます。
リバースのまとめ
リバースはDTMで遊び放題です。
そういった遊びから新しい音楽が生まれてきます。
煮詰まったら音遊びでアイデアを増幅させていくのもいいですよね!
今回は「リバース」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム