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『Sketch Cassette II』80年代オシャレなカセットデッキ・サウンドを楽しめる!使ってみたレビュー。

Sketch Cassette II使い方レビュー

こんにちは。マサツムです。

今回はカセットテープレコーダー・ローファイ・プラグインAberrant DSPの『Sketch Cassette II』の使ってみた感想を、わかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!

「Sketch Cassette II」まずはひとこと。

カセットデッキ全盛期にタイムスリップ!

「Sketch Cassette II」 特徴

Sketch Cassette II

「Sketch Cassette II」を使ってみた感想

今回紹介するのは、Aberrant DSPの『Sketch Cassette IIというローファイ・プラグインです。

近年ローファイ・サウンドを作るエフェクター・プラグインはたくさん出ていますが、こちらはカセットテープ・デッキで再生したような効果を作ることができるツールになります。

頻繁(ひんぱん)に使うエフェクターではないかもしれませんが、質感をローファイ・サウンドにしたい時や効果音を作ったりする時にこういったツールがあると便利です。

見た目の強烈なインパクトに惹かれ、価格もリーズナブルだったのでつい購入してしまいました。

使ってみた感想ですが、シンプルに楽しいです。
カセットデッキを使って音楽を聴いていた頃やカセットMTRで曲を作っていた頃の感覚を思い出します。

wavesJ37 Tape』やIK MultimediaTape Machine Collection』のような、よくあるテープ・マシン・シミュレーターのようにパンチが出たり、ツヤが出たりといった感じではないですが、いい意味でペラペラローファイ・サウンド、聴き心地の良いサウンドになる印象です。
イラストの見た目が、より一層その気分にさせるのかもしれません。

INPUTの音圧の突っ込み方で音質が大きく左右されるので、良い音作りをするにはそこに注意が必要です。

そしてその中でも、カセットテープタイプを選べるのはとても良いです。
変えるとデザインが変わるのも楽しいポイントです。

カセットの種類

実際のカセットテープは、タイプによって音質のランクがありました。

「TYPE」に付く数字が大きい方が音質が良いタイプになります。

当時「ノーマルポジション」1本約100円〜くらいの価格で売っていましたが、「メタル」になると1本約1000円〜というほど、価格に違いがありました。

そして、この『Sketch Cassette II』は「TYPE I」「TYPE II」「TYPE IV」の3つから音質を選ぶことができます。

その中でさらに「CHEAP」「VALUE」「STANDARD」「MASTER」の価格帯のランクに分けられます。
このランクレンジの広さがまったく変わってきます。

TYPE I(ノーマルポジション)

かなりローファイなサウンドになります。
うまく使えば暖かいサウンドになりますが、「CHEAP」まで下げるとかなり音がこもります。

CHEAP

VALUE

STANDARD

MASTER

TYPE II(ハイポジション/クローム)

TYPE Iと比べるとかなり高域が出てきます。
かわいいテープサウンドといった感じで、扱いやすいです。

CHEAP

VALUE

STANDARD

MASTER

TYPE IV(メタル)

カセットテープの中ではかなりの高品質として扱われていただけに、高域もキラキラしています。

CHEAP

VALUE

STANDARD

MASTER

BYPASS

バイパスにすると、ちゃんとカセットテープを取り除いた状態に演出してくれています。

たくさん用意されているローファイの演出

テープデジタルのように絶対的なものではなく、音揺れもするし、ノイズも拾うし、劣化もします。
その辺も細かく演出できます。

WOW / FLUTTER

回転数からなるピッチの揺れを調整できます。
かすかな揺れから大げさな揺れまでWOW(ワウ)とFLUTTER(フラッター)で作ることができます。
DEPTHで揺れの幅、RATEで揺れのスピードを調整します。

TEMPO SYNCONにすると、揺れのタイミングを楽曲のBPMに合わせることができます。

MODEFMに切り替えるとWOWのパラメーターがMOD.に切り替わります。
GUIも手書きで切り替わるところがこだわりがあって面白いです。

AGE

テープを使っていくと徐々に劣化して音質が変わっていきます。
その変化を、NEW(新しい)とWORN(擦り切れる)のスライドバーで表現できます。

DROPOUTS」の設定しだいではWORNの荒れ方が変わってきます。

HISS

磁気テープ特有のヒスノイズを加えることができます。

SATURATION

テープ録音による歪み具合を調整できます。
右のボタンでサチュレーションの種類を「A」(ナチュラルな歪み)と「B」(少し派手な歪み)の2つ切り替えることができます。

DROPOUTS

強めると音飛びがして、機器の接触が悪いような音質になります。
極端なビンテージ効果の演出などに使えます。

NR COMP

カセットデッキの機能によく付いていた、ノイズゲートのON/OFFを切り替えられます。
BRIGHTAMOUNTで質感と深さを調整できます。

MIX

ミックスではTAPECOMPをバランス調整できます。
やり過ぎてしまいがちな効果をここでバランスを取れるので、うれしいパラメーターです。

ココが好き!

すごく手軽に使える!

チープ感がちょうどいい!

効果音作りに便利!

気になった点…

スケッチが売りなのですが、パラメーターがパッと見て分かりにくいです…。

こんな方にオススメ!

「Sketch Cassette II」の まとめ

まとめとしては

「手軽にカセットデッキ再生プラグイン。」

といったところでしょうか?

ローファイ・プラグインはすごくたくさんありますが、それぞれに個性があり面白い特徴があります。

今回のプラグインはカセットデッキの音質を再現ということで、使い方を把握すればとてもオシャレな音を作れると思います。

セールじゃなくてもお求め安い価格なので、持っていて損はないです。

今回は、「Sketch Cassette II」を簡潔(かんけつ)に魅力をまとめてみました!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

マサツム

Sketch Cassette II

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