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DTM音楽用語辞典119「VUメーター」とは?

VUメーターの特徴

こんにちは。マサツムです。

音楽というものは人が楽しむためにあります。
音楽の機材は進化し続けてきましたが、昔から使われているものはやはり、人間に合っているものということです。

今回はそんな機材の一つ「VUメーター」を、わかりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。

VUメーター」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!

VUメーターとは?

VUメーター(VU meter)とは、アナログ時代から使われている、針式音量を示す測定器です。

一番人間の聴こえ方と同じ動きをするメーターで、の動きが耳に入ってくる音の感覚をイメージしやすく、の触れ方でダイナミクスも確認しやすいです。

音量を示すメーターは、現在のDTMではいろんなものがあります。
しかし、昔からあるVUメーターは、いまだにどこのレコーディングスタジオにも置いてあるのは、需要(じゅよう)があるということです。

VUメーターの特徴を使って聴感上で、より良い音量のバランスを調整することができます。

VUメーターの特徴

VUメーターの特性を知ることで、効果的な使い方ができるようになります。

特徴

VUメーターの最大の特徴は、瞬発的な音には反応しないということです。

300msec(0.3秒)の遅れでが反応します。
正確には300msec以下の瞬発の音量にはが反応しません。

人間の耳は短い音だと実際の音量より小さく聴こえます。
その辺の反応もVUメーターでは目で確認することができます。

デジタル音楽の現代では細かいに反応しないVUメーターはあまり必要ないと思う人もいるかもしれませんが、この「反応」と「遅れ」が人間聴感上に近く、楽曲を調整するのに重宝されているということです。

もう一つの良い点は、ダイナミクスを把握しやすいところです。
の行ったり来たりの動きがダイナミクスに直結するので、より動きのある2mixを作ることができます。

使用方法

VUメーターは最終的に全体の音がどのくらい出力されているのか、個別の音を単体で出した時に他の楽器と比べてどのくらい出力されているのか、マスターの最後に挿してチェックするのが良いです。

一般的に「-20」〜「+3」(たまに+5)の数値が設定してあります。
この「0」に出力をいくつで合わせるかで、音量の見方が変わってきます。
これは使用する人、環境によって「0」を「-6dB」や「-14dB」など設定が変わってきます。
あんまり小さな触れ幅になる設定だと、ダイナミクスを調整しにくいので良くないです。

2mixの時にVUメーターを見て、各楽器音量ソロで比較しながら聴くと、それぞれ全体に占める割合を把握しやすいです。

ほかいろいろなメーターの特徴

VUメータの特徴からいろんな良いところを書きましたが、もちろんVUメーターではチェックしにくい音量の変化もあります。

DTMでは音量に反応するデジタルメーターがいくつかあります。
ただ曲を作るだけなら何も気にしなくて、通常のピークメーターがあれば問題なく作業はできますが、特徴に合わせてメーターを使い分けることによって、より良い聴こえ方になるよう調整することができます。

PEAKメーター(ピークメーター)

音量に合わせて変化し、その出力のピークを教えてくれます。
瞬間の音量にも反応してくれます。
良い活用法
デジタル音楽では、クリップは防がないといけないので、このメーターでクリップしていないかを確認します。

RMSメーター(アール・エム・エスメーター)

一定時間の平均値の音量が確認できます。
瞬発のピークの音量は人間の耳でとらえにくいですが、RMSメーターで音がどれだけ密集しているか、音圧を確認できるメーターです。
良い活用法
場面場面で一定の音圧を数値で確認できます。
音圧調整に便利です。

LOUDNESSメーター(ラウドネスメーター)

人間の聴きやすい周波数、聴きにくい周波数を考慮しつつ数値に現れて確認できます。
実際に聴こえていない超低域の音量など、影響されることなく数値に現れてくれます。
良い活用法
聴感上の音圧を数値で確認できるので、最終調整に便利です。

ま と め

僕も宅録をはじめたての頃はVUメーターなしで作業をしていましたが、エンジニアさんにVUメーターを進められ、使用し始めてからは2mixが安定するようになりました。

今はVUメーターなしでは心配でミックス出来ません。

今回は「VUメーター」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

マサツム

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