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Plugin Alliance『MC77』、Purple Audio実機の質感を忠実に再現。優等生の1176系FETコンプレッサー! 使ってみた・使い方レビュー

MC77 使ってみたレビュー

こんにちは。マサツムです。

今回はコンプレッサーPlugin Allianceの『MC77の使ってみた感想を、わかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!

まずはひとこと。

実機の伸び、質感!

『MC77』の 特徴

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Plugin Alliance『MC77』

使ってみた感想

今回紹介するのはPlugin AllianceMC77というプラグインです。

1176系コンプの後継機、サイドチェインのできる1176FETコンプとして登場した「Purple Audio MC77」モデリング・プラグインです。

世の中にたくさんある「1176」系プラグインの一つです。
僕も1176系プラグインはたくさん持っています。

同じモデリングでもメーカーによって質感が違ってきます。
実機を忠実に再現されているものと、実機とは違っていても扱いやすいものがあります。

実機に忠実ということであれば、今回のMC77はかなり優秀だと思います。

実機のMC77サイドチェインのできる「76系」ということで人気がありましたが、このプラグインも純粋なコンプ効果以外にも面白いパラメーターがたくさんあります。

個人的にはFETコンプとして、スネアギターなどに純粋な使い方をしています。
スネアパンチ伸びは、本当に気持ち良いです。

1176の特徴

素早いアタックとリリースが特徴のFETタイプのコンプレッサー。
パンチのある迫力のある音が作れます。
スネア、カッティングギターのようなアタック感の強いサウンドに最適です。

スレッショルドのしきい値は固定になっていて、「INPUT」を上げていくとスレッショルドにぶつかり、さらに上げていくとコンプがどんどんかかっていきます。
こちらもゲインリダクションを見ながら調整していきます。

アタック・リリースも調整でき、反応の良さがFETタイプのコンプの特徴です。

レシオは「4」「8」「12」「20」の4段階の中から決めることができますが、プラスで1176の魅力のひとつでもある「全部押し」という余韻の伸び方が独特なコンプのかかり方のする小技があります。

Plugin Alliance『MC77』の特徴

MC77は実機の1176にプラスされて便利な機能がたくさんあります。

INPUT」と「OUTPUT」の間にあるリンクボタンは、インプットをあげるとアウトプットが反対に動くので、自動で出力音量を一定にしてくれる便利な機能です。

HOLD」ボタンでレシオのボタンをキープできるので、実機でできるような組み合わせができます。
この設定はあまりプラグインではできない面白い機能です。

下に追加される黒いラックに便利な機能がたくさんあります。

TMT」では、実機の質感の「良いズレ?」を再現できます。

HEADROOM」で適正なレベルの入力設定ができ、ヘッドルームの調整ができます。

HP-SC FILTER」でサイドチェインフィルターの設定ができます。
コンプをどの周波数まで効果を加えるかを設定できるので、これはありがたいパラメーターです。

プラグインならではの原音とのバランスも「PARALLEL MIX」で調整できます。

そしてステレオトラックでプラグインを立ち上げると、自動で2台のステレオ仕様で立ち上がってくれます。

PARAMETER LINK」で2台をデュアルで操作するか、リンクで操作するかを設定します。

ステレオ仕様になると「MS」で切り替えると、MS処理もできます。
左の「L R」が「M S」に変わり、わかりやすく調整できます。

MONOMAKER」では、狙った周波数でモノラルの設定ができます。

STEREO WIDTH」でステレオイメージャーの効果を設定できます。

HP-SC FILTER」「MONOMAKER」「STEREO WIDTH」を組み合わせて、面白い音像を作ることができます。

ココが好き!

実機の質感に忠実!

黒ラックの処理が面白い!

操作性がなめらかで良い!

GUIがカッコイイ!

気になった点…

とてもよくできていて、特にありません…。

こんな方にオススメ!

『MC77』の まとめ

まとめとしては「FETタイプ好きは、一度使ってみてほしいプラグイン」といったところでしょうか?

コンプはたくさん出ていますが、特に1176系FETコンプはとても人気があります。
たくさん試している中で、今回のコンプは自信を持ってオススメできます!

今回は、「MC77」を簡潔(かんけつ)に魅力をまとめてみました!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

マサツム

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