こんにちは。マサツムです。
ハーモニーと聴くと美しい響きを連想しますが、コードには綺麗な響きばかりではありません。
音の合わせ方によって怖い響き、不快な響きもあります。
今回は「不協和音」を分かりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。
「不協和音」って何をするの?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
目次
不協和音とは?
不協和音(Dissonance)とは、2つ以上重なる音の中で相性の悪い音同士を含む、和音の響きのことをいいます。
12音階の中には相性の良い音と悪い音があります。
キレイに聴こえるような和音でも、その相性の悪い音が入った和音は、不協和音の部類に入ります。
しかし、一般的には不協和音というと、怖く濁った音に使われることが多いです。
不協和音は「不協和和音」とも呼ばれ、相性の悪い音の逆で、相性の良い音同士の響きは「協和音」あるいは「協和和音」といいます。
完全協和音程と不完全協和音程
音同士には相性があります。
度数によって波形の比率が異なり、「自然な響き」「不自然な響き」になります。
まずは度数の読み方を図1でご確認ください。
(主音が「ド」の場合)
(主音が「ド」の場合)
相性の悪い音程(不協和音程)
12音階の中で相性の悪い音程は、上下に隣接する度数とトライトーン✴︎(減5度)の音です。
これらの音程を「不協和音程」といいます。
図1でいうと「レ」「レ♭」「シ」「シ♭」「ソ♭」になります。
✴︎「トライトーン」・・・上記の表記の中で唯一ある「減」ですが、この完全1度と減5度の関係を「トライトーン」といいます。
12音階の中で一番相性が悪いと言われていて、「悪魔の音」と言われていたみたいです。
しかし、現代ではこのフラットファイブの関係はロックで非常によく使われます。
12音階の中で一番相性が悪いと言われていて、「悪魔の音」と言われていたみたいです。
しかし、現代ではこのフラットファイブの関係はロックで非常によく使われます。
相性の良い音程(協和音程)
上記の「不協和音程」以外の音が相性の良い音になります。
これらの音程を「協和音程」といいます。
「協和音程」の中で「完全」と付いている度数はとても相性の良い音です。
この音同士の関係をさらに「完全協和音程」といい、それ以外の「協和音程」を「不完全協和音程」といいます。
この音同士の関係をさらに「完全協和音程」といい、それ以外の「協和音程」を「不完全協和音程」といいます。
鍵盤で確認
「不協和音程」
「協和音程」
「完全協和音程」
「不完全協和音程」
「協和音程」
「完全協和音程」
「不完全協和音程」
と出てきて似たような漢字が並んでややこしいですが、
「苦手な音」
「気が合う音」
「すごく気が合う音」
「気が合う音」
「すごく気が合う音」
という感覚で覚えれば良いです。
わかりやすく図2の鍵盤で確認してみてください。
ということは四和音になるとほとんどが不協和音ということになります。
キレイな響きも不協和音
不協和音程の関係が入っている和音は不協和音ということは、現代の音楽の中で使用されているコードは不協和音をうまく使って作られています。
ロックでよく使われるよく使う「C7」や「C9」も不協和音ということになります。
C7
C9
キレイな響きの「CM7」や「Cadd9」も不協和音ということになります。
CM7
Cadd9
しかし、一般的にはすぐそばの半音違いの音程を同時に弾いて、音を濁らすことを不協和音と認識されていることが多いです。
一般的に不協和音と呼ばれる響き
ま と め
12音階の中で3つ、4つの組み合わせの中で、いろんな感情を表現できる和音。
それを操れるようになることが作曲だと思います。
今回は「不協和音」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム