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音楽理論を初心者にもわかりやすく02 〜度数〜「長・短」と「完全・減」の違いは?

音楽理論

こんにちは。マサツムです。

DTM楽器コツをたくさん学ぶのも良いですが、音楽理論を学び基本を理解していくと、今後の長い音楽人生で謎が解けることがたくさんあります
音の仕組みや歴史雑学などを混ぜながらわかりやすく紹介していこうと思います!

今回のテーマは度数(どすう)

音楽理論を理解するには必ず覚えておかなければならない「度数」。
全ての音楽理論に関わってくると言っても大げさではありません。
できるだけ分かりやすく説明していこうと思います。

度数の種類

コード(和音)を把握(はあく)するために、まず度数を覚えましょう。
また基本の「ドレミファソラシド」で説明していこうと思います。
度数とは主音(しゅおん)に対してどのくらいの高さ音が離れているかを表した数値です。
主音を1度として、2度、3度‥と上がっていきます。

ド(1度) レ(2度) ミ(3度) ファ(4度) ソ(5度) ラ(6度) シ(7度) ド(8度)
正式には ド(完全1度) レ(2度) ミ(3度) ファ(完全4度) ソ(完全5度) ラ(6度) シ(7度) ド(完全8度)

この辺でもうややこしくなってきましたが、ここでさらに覚えなければならないことがあります。

「レ」「ミ」「ソ」「ラ」「シ」にはフラットがあるので「2度」「3度」「5度」「6度」「7度」のもう一つの読み方を覚えなければいけません。
♭レ(2度) ♭ミ(3度) ♭ソ(5度) ♭ラ(6度) ♭シ(7度

言葉で読むと難しいので、鍵盤を見ながら理解していくと良いと思います。
ギター指板(フレット)だと鍵盤白鍵黒鍵を順番に並べているので、さらに理解しやすいかもしれません。

これは音楽をやっていく上で絶対に覚えおいた方が良い表記なので、分からない人はとりあえず暗記でも良いので覚えておくと、あとで必ず役に立つと思います。

「長・短」「完全・減」

半音高さが近いか遠いかという違いで「長・短」と「完全・減」を使い分けて表記します。
4度」と「5度」と「8度」がなぜ「完全」という表記をするかというと、それは音の振動の相性が良いということなんです

振動数の比完全度数の関係は以下になります。

完全8度 2 : 1
(主音を「」にすると1オクターブ上の「」)「完全5度」は 3 : 2
(主音を「」にすると「」)

完全4度」は 4 : 3
(主音を「」にすると「ファ」)

上記の3つ音は「完全なハーモニー」になります。
それ以外の振動数の比は割り切れません。

12音階の中で完全にハーモニーが良い「完全4度」「完全5度」を「完全」つけて表記します。
これから音楽を作っていく上で、この5度(ドミナント)と4度(サブドミナント)がかなりキーワードになっていきます。

作曲をたくさんしていくと度数の関係性が分かってくるので「」と「完全」の違いは感覚で分かるのですが、最初は覚えるしかないかもしれません(図1参照)。

 

図1

豆 知 識

度数を調べると、♭レ(増1度) ♭ミ(増2度) ♭ソ(増4度)♭ラ(5度) ♭シ(6度)という表記がたまに見られますが、一般的には「長・短」と「完全・減」で分けられます。
ま と め

度数は僕も専門学校の授業で、最初はなかなか覚えられませんでした。
テスト前のように、ただ暗記をしていました。
しかし今では作曲やバンドでアレンジする時など、度数で考えたり、言い合ったりするとイメージしやすくて伝わりやすいです。

このような感じで音楽専門学校で習ったこと、独学で勉強したことを音楽理論として連載記事にしていこうと思います。

次回は「音の役割」について記事にしようと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

マサツム

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