こんにちは。マサツムです。
DTMの設定で出てくるバッファサイズ。
みなさんバッファサイズは、作業中よく変更されていると思います。
パソコンの動きがあやしくなったらバッファサイズを変更。
またおかしくなったらバッファサイズを変更。
これを繰り返しているんじゃないでしょうか?
バッファを理解すれば、レイテンシーがなぜ起こるのかも理解でき、DTMの作業にも活かせると思います。
今回は「バッファサイズ」を誰にでも分かりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います!
バッファサイズとは?
バッファサイズ(Buffer size)とは、一時的にデータを先読みさせておくデータを貯めておくことをバッファといい、この大きさのことをバッファサイズといいます。
これがあるおかげで、編集の時に止まることなく作業ができます。
これはDTMにだけ関係することではなく、動画配信などでもバッファは使われています。
そのため止まることなく動画を視聴することができます。
バッファサイズはサンプルという表記で表します。
DAWにもよりますが、「32」「64」「128」「256」「512」「1024」「2048」から選ぶことができます。
多い数値の設定をするとパソコンの負荷は減りますが、その分レイテンシー(データー転送の遅れ)は起きてしまいます。
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バッファサイズのイメージ
バッファをイメージで説明すると、データ情報という水をバケツで組んで、再生に間に合うようにバケツを注ぎ口に貯めておく、といった感じでしょうか?
先にデータ情報を貯めておくと「再生注ぎ口」に水がなくなりそうになったら、すぐに注ぎ足せるので止まりにくくなります。
しかし、録音する場合はここにデータをたくさん貯めなくてはいけないので、その分リアルタイムで再生が遅れてしまいます。
それによって実際弾いている演奏より再生が遅れるので、バッファサイズが大きければ大きいほど、演奏者と再生のズレが大きくなるということです。
それによって実際弾いている演奏より再生が遅れるので、バッファサイズが大きければ大きいほど、演奏者と再生のズレが大きくなるということです。
貯める水が多いほど、パソコンの方もゆとりができて負担が減ります。
イラストでみるとこんな感じです。
再生が止まってしまう理由
バッファサイズが小さいとバケツの数も少ないので「再生を止めるわけにはいかない!」とパソコンが頑張ってしまいます。
そして、追いつかないと再生が止まってしまいます。
そして、追いつかないと再生が止まってしまいます。
バッファサイズとレイテンシーの関係
バッファサイズとサンプルレートを使ってレイテンシーの具体的な遅れを、式によって数値化することができます。
バッファサイズ ÷ サンプルレート = レイテンシー
サンプルレートにが44.1kHzでバッファサイズを1024サンプル場合は
1024 ÷ 44100 = 0.02321995‥
ということでレイテンシーは約23msになります。
これは5m位離れていると生じられる聴こえ方の遅れと一緒です。
これは5m位離れていると生じられる聴こえ方の遅れと一緒です。
サンプルレートをあげるとデータが重くなり、レイテンシーも増えてしまうように思えますが、サンプルレートを88.2kHzにすると半分の約12msになります。
『バッファサイズ』のまとめ
バッファサイズを理解するには、サンプルレートと、レイテンシーの関係性も一緒に理解するとわかりやすいです。
DTM作業を快適にするのにとても重要なワードになるので、意味がわかっているととても便利です。
今回は「バッファサイズ」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
「バッファサイズ」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム
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