こんにちは。マサツムです。
今回はステレオイメージャー、SoundToysの『MicroShift』の使ってみた感想を、わかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
まずはひとこと。
やりたいステレオ処理ができて、気がきく!
特 徴
- 「Eventide/H3000」と「AMS/Neve DMX 15-80」を元に作られたピッチシフト・プラグイン。
- 様々な効果でステレオの効果を作れる。
使ってみた感想
今回紹介するのは、SoundToysの『MicroShift』というプラグインです。
人気のSoundtoysのバンドル「Soundtoys 5」に収録されているプラグインです。
MicroShiftは「Eventide/H3000」と「AMS/Neve DMX 15-80」のプリセットを元に作られた、ステレオ効果を加えることができるピッチシフト・プラグインです。
ステレオ・イメージャーといえば、wavesの「S1 Stereo Imager」がシンプルで簡単に効果が出て人気ですが、この『MicroShift』は単純にステレオ・イメージャーのように音を広げるだけではなく、ピッチのズレからコーラス効果も効率よく加えることができます。
「FOCUS」で周波数帯域によって効果を調整できるので、音像を大きく崩すことなく効果を加えることができるのは便利です。
Soundtoysの特徴でもあるサチュレーションは、そこまで効果は強くありませんが、3つのSTYLEからタイプを選べます。
使い方
「MIX」・・・原音(DRY)とエフェクト音(WET)のバランスを調整します。
「FOCUS」・・・20Hzから10KHzまで効果のかかる境界線を設定できます。これによって低域の音は原音のままセンターに残り、安定のある音を作ることができます。
「DETUNE」・・・ピッチをズラすことができます。少しずらして音を太くしたり、コーラス効果を作ることができます。
「DELAY」・・・タイミングのズレを調整します。LOOSEにすると、さらに広がりを作ることができます。
「STYLE」・・・3つのタイプから選ぶことができます。(Ⅰ)と(Ⅱ)は「Eventide/H3000」のプリセットから、(Ⅲ)はAMS/Neve DMX 15-80のプリセットから再現されています。サチュレーションのかかり方や広がり具合が変わってきます。
簡易版「Little MicroShift」
『MicroShift』の「MIX」と「STYLE」のみで調整する『Little MicroShift』という簡易版もあります。
「STYLE」からタイプを選んで「MIX」でかかる量を調整するだけのプラグインですが、広がりだけ効果をつけたい場合はこちらでも大丈夫です。
ココが好き!
広がりに個性を付けられる!
ハッキリと効果がわかる!
気になった点…
Little MicroShiftにFOCUSが付いていたら便利かも…。
こんな方にオススメ!
- ステレオ・イメージャーが好きな人
- SoundToysのサウンドが好きな人
ま と め
まとめとしては「ステレオ・イメージャーをさらに色を付けられるプラグイン」といったところでしょうか?
ステレオ・イメージャーはすごく効果がわかりやすく面白いエフェクトですが、効果をプラスアルファできるこのプラグインはとても優秀だと思います。
Soundtoysのバンドル「Soundtoys 5」は、とても面白いプラグインが集まっているコレクションです。
今回はその中に収録されている、「MicroShift」を簡潔(かんけつ)に魅力をまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム