こんにちは。マサツムです。
DTMで必要な機材のひとつ、スピーカー。
どんなにDAWで音作りしても、ミックスしてもこれが良くないと、本来の音が聴けません。
今回は「スピーカー」を、わかりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。
「スピーカー」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
スピーカーとは?
スピーカー(Speaker)とは、 音信号を物理的振動に変える機材のことをいいます。
一般的に音楽を楽しむには2つのスピーカーを使って音楽を聴きます。
ステレオコンポなど、リスニング用のスピーカーは、「オーディオスピーカー」といって、聴き心地を重視した調整がしてあります。
DTMで使用するスピーカーは原音を忠実に出力され「モニタースピーカー」と呼ばれます。
スピーカー自体、大きいものから小さいものまでさまざまで、さらにスピーカーユニットという音の出る核となる部分には、大きく分けて「ウーファー」「ミッドレンジ」「ツイーター」があります。
英語では、スピーカーというと「話す人」という意味になってしまうので、正確には「ラウドスピーカー」と呼んで区別されます。
日本語では「拡声器」といいます。
スピーカーユニット
そのためそれぞれの周波数帯域にあったユニットに分けられます。
- 「ウーファー」・・・低域
- 「ミッドレンジ」・・・中域
- 「ツイーター」・・・高域
ユニットの組み合わせで、スピーカーは広範囲の周波数を出力することができます。
1ウェイ(フルレンジ)
ひとつのユニット(フルレンジ)でできたスピーカーで、上から下まで広い範囲で出力することはできません。
しかし音がぼやけることはなく、中域の音を聴くには、より高音質で聴くことができます。
2ウェイ
2つのユニットで、一般的に「ウーファー」「ツイーター」の2つでできています。
DTMモニタースピーカーの中で一番多いタイプです。
3ウェイ
3つのユニットで、一般的に「ウーファー」「ミッドレンジ」「ツイーター」の3つでできています。
バスレフ
スピーカーに筒状の丸い穴を良く見かけると思います。
これは「バスレフ」といって、低域の音を聴かせる(響かせる)役目をしています。
なかなか小さめのスピーカーではむずかしい、低音を感じさせるためにこの穴が存在します。
反対に低音が回るのが嫌で輪郭をハッキリさせたい人は、この穴をティッシュでふさいでスッキリさせることができます。
表にない場合でも、裏についているので、たいていのスピーカーにはバスレフがついています。
楕円や三角の形のものもあります。
サブウーファー
ウーファーよりもさらに下の帯域(超低域)を出力できる専用の「サブウーファー」というスピーカーがあります。
スピーカーはLとRの2つでセットになっていますが、サブウーファーは一般的にセンターにひとつ置くタイプです。
スピーカー2つとサブウーファーひとつで2.1chスピーカーといいます。
DTMでは2.1chスピーカーで作業している人はたくさんいます。
ミックスで低音の問題はつきものですが、サブウーファーがあれば解決できることがたくさんあります。
しかし、デメリットは超低域になると、防音がむずかしく自宅ではなかなか大きな音でのチェックはできません。
小さな音でも低域が感じられるので、音が出せる環境ならサブウーファーはオススメの機材です。
DTMおすすめ人気モニタースピーカー
DTMのモニターはヘッドホンも重要ですが、スピーカーももちろん重要です。
コスパの良いものもいいですが、やはりずっと使えるものを選びたいです。
スピーカーによって特徴が違いますが、中でも人気のあるオススメモニタースピーカーを紹介します。
YAMAHA MSP5
長年モニタースピーカーとしての大定番。
低音から高音までバランスよく、扱いやすく人気があります。
ADAM A5X
プロの中でも使っている人が多い人気のスピーカー。
クリアな音質で、パンニングの調整もわかりやすいです。
GENELEC 8030CPM
スタジオでも使われる、クオリティの高いスピーカー。
サイズと比べてパワーがあります。
IK Multimedia iLoud Micro Monitor
コンパクトでありながら、パワーもある人気のIK Multimedia のモニタースピーカー。
持ち運び用としても最適です。
JBL PROFESSIONAL 104-Y3
卓上でのDTMに最適な設計で作られたスピーカー。
コンパクトで場所もとらず、音質、コスパも優れています。
「返しスピーカー」とも呼ばれて、足元にあるモニタースピーカーは「ころがし」と呼ばれます。
ま と め
DTMの必要機材はいくつかありますが、スピーカーは良いものであれば、壊れない限り一生使っていくものだと思います。
なかなか自宅では大きな音が出せなくて、最近ではヘッドホンのみでスピーカーを持っていないという宅録DTMerが多いそうです。
実際にリスナーもヘッドホンで音楽を視聴する人が多いので、ヘッドホンでの確認は必須ですが、やはり空気を伝わったスピーカーから出る音は良いものです。
今回は「スピーカー」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム