こんにちは。マサツムです。
「作詞」というのは「作曲」「編曲」「DTM」と違って、誰にでも出来るということです。
もちろん上手い下手はありますが、形にすることは誰でもできます。
このページでは僕が長年メジャーでたくさんの作詞をしてきて感じたこと、経験したことを記事にしていこうと思います!
今回のテーマ『韻(いん)を踏(ふ)む』
「韻を踏む」とは同じ母音をリフレイン(くり返し)させて印象付けることをいいます。
くり返すことで歌のリズムにアクセントがついて強い印象をつけれます。
曲を聴いた人の耳に残ります。
「さりげなく母音を合わせる」
韻はラップ、HIP HOPなどのジャンルでよく使われる印象があるかもしれませんが、POPやROCK、アコースティックな曲にも重要な技術になります。
最初はダジャレを作るように作っていけば作れるのですが、母音だけ合わせると、さりげなくノリが伝わるのでとても効果的です。
例
のように母音を(a)(i)で揃えることでアクセントが付き、フレーズにリズムが出ます。
「テレビもねえ ラジオもねえ 車もそれほど走ってねえ ピアノもねえ バーもねえ」
ここまでいけば、あっぱれです!
「韻を踏むことで、スリップビート効果」
ドラムが一定のリズムで刻まれていて、その上でいろんな楽器が音を出すというのが基本の音楽ですが、一定のリズムの中で時々拍をずらすことを「スリップビート」といいます。
2拍目と4拍目でスネアが入るリズムの中で、たまに2の裏拍、4の裏拍にズラしたりします。(図1参照)
歌詞で韻を踏むと、この効果と同じような効果を得ることができます。
「スリップビート」を入れると単調な曲に動きができてアクセントが付きます。
それと同じで韻を踏んだ言葉が2の裏拍、4の裏拍に入ることで歌に動きができます。
これは「スリップビート」と同じような耳の引っ掛かり方をするのでとても効果的です!
ま と め
今回のテーマは韻でフレーズのリズムが作れるということを記事にしました。
「韻を踏む」は作詞をしていく上で必ず通るテクニックです。
意識して取り入れるようにすればとても有効なのでどんどん試してみてください!
作詞の考え方はみなさんそれぞれだと思うので、違う意見をお持ちの方もいるとは思いますが、僕の見解(けんかい)で書いていますので、何卒ご了承ください。
他にも大切だと思うことがたくさんあるので、次回も引き続き「作詞テクニック」をお伝えしようと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム
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