こんにちは。マサツムです。
「編曲」は進んでいくうちにどんどん変化していきます。
ドラム、ベース、ギター、キーボードを録り終わっても「やっぱりベースをもっとシンプルに弾きなおそう」「ここのギターはアルペジオがいい」など、他の楽器とのバランスで修正をくり返して形になっていきます。
今回のテーマは『10歩進んで9歩下がる』
もちろんこれは僕のやり方かもしれませんが、考えて考えてじっくり「1」作るより、「10」作ったら「1」残して「9」壊す方が早くて良いものができたりします。
二回目の今回は僕の編曲のやり方の大まかな流れを説明しようと思います!
「まずはフルコーラス尺の設定」
編曲のコツ一回目の「リズムパターンとジャンル」で書いたように、まずはジャンルをイメージして、それにあったリズムのループを作ります。
フルコーラスでメロディがある場合は、そのサイズにあった合ったループの長さを組みます。
メロディがワンコーラスしかない場合は、王道のJ-popのような感じで組み合わせて、とりあえず5分弱くらいのフルコーラスのメロディを形にします。
メロディ構成の例
「王道」パターン
「サビスタート」パターン
「AB」パターン
ここはあまり考え込まずにまずは形にします。
サビがインパクトがあるものなら思いきってサビスタートもいいと思います!
「そして各楽器、一発録り!」
仮構成ができたら楽器の一発録りをしていきます。
僕的にはここが一番楽しい瞬間です。
はじめてバンドの音合わせをするときの感覚でしょうか。
とりあえずミスは気にせず楽しく一発録りです!
どの楽器から録音してもこの段階では問題ありません。
イメージがつきやすい楽器、「この曲はこの楽器が楽しそう」という順番で良いと思います。
「全体を見て壊す」
最初のリズムループを組むところからここまで、作業時間はだいたい1時間くらいでしょうか。
一通り録り終えると全体が見えてきます。
「ここは静か目のアレンジにしよう」「ここはキメを入れてみよう」などイメージが湧いてきます。
そしてドラムも場面ごとにパターンが浮かんできます。
各パートも、せっかく一発録りで録音しましたが、入れ替えながら形にしていきます。
そしたらまた全体を見て修正のくり返しです。
中でもイントロはなんども壊します!
イントロはアレンジャーにとって腕の見せ所です。
曲を聴く人に名刺でご挨拶みたいなものなのでとても大事です。
良いイントロができたときはとても達成感があります。
ま と め
編曲は大変なお仕事ですが、楽しいこともたくさんあります!
もちろん稀(まれ)に一発で良いアレンジが出来ることもあります。
今回のやり方はあくまでも僕のやり方なので、行き詰まったときなど参考にしていただけたらと思います。
他にも細かいテクニックなどがたくさんあるので、次回も引き続き「編曲のコツ」を記事にして、お伝えしようと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム