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DTM音楽用語辞典020「ヨナ抜き音階」とは?

ヨナ抜き音階とは

こんにちは。マサツムです。

ヨナ抜きという言葉をたまに聞くと思います。
しかし、ヨナ抜きスケール(音階)は、誰もがものすごく聞いたことがあるスケールです。

日本が生まれて現代に至るまで、このヨナ抜きが非常によく使われてきました。

今回は「ヨナ抜き音階」を誰にでも分かりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。

ヨナ抜き」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!

ヨナ抜き音階とは?

ヨナ抜き音階とは、7音音階の中の4番目7番目と抜いた音階です。
こちらは5音音階になります。

メジャースケールマイナースケール、どちらもヨナ抜き5音音階があります。

日本の音楽の歴史の中で、ヨナ抜き音階はたくさん使われてきた、日本人になじみのある音階です。

ヨナ抜き音階の特徴

わかりやすくCスケールで例えると、4度上の「ファ」7度上の「シ」を抜きます。
メジャースケールヨナ抜きメジャーペンタトニックスケールと同じスケールになります。

ヨナ抜きは聴こえ方の印象は、昔の童謡演歌のような印象を受けると思います。

日本人に非常になじみがあり、現代のJ-popでもよく使われています。

特にメジャースケールヨナ抜き「米津玄師」「Perfume」「きゃりーぱみゅぱみゅ」「RADWIMPS」など、たくさんのヒット曲メロディで使用されています。
メジャースケールヨナ抜き半音関係性がまったくないスケールになるので、よりシンプルになり覚えやすく耳に残りヒット曲につながるのだと思います。

違いを確認できるように「メジャースケール」「マイナースケール」「メジャースケール ヨナ抜き」「マイナースケール ヨナ抜き」を並べてみたので視聴してみてください!

Cメジャースケール

https://masatsumu-dtm.com/wp-content/uploads/2020/06/539658d5c2b7094cd426b7087fd501ff.wav?_=1

Cマイナースケール

https://masatsumu-dtm.com/wp-content/uploads/2020/06/a66558e6ff4c254859ab06680a1ee91c.wav?_=2

Cメジャースケール ヨナ抜き

https://masatsumu-dtm.com/wp-content/uploads/2020/06/5f1ace6d752b490424cbce87f6fc625e.wav?_=3

Cマイナースケール ヨナ抜き

https://masatsumu-dtm.com/wp-content/uploads/2020/06/c1e901066e21a12814c63a05a18f9195.wav?_=4

「メジャースケール ヨナ抜き」「マイナースケール ヨナ抜き」、どちらも2オクターブ上がって下がって弾いただけですが、何か聴いたことあるような気がしませんか?

このようにヨナ抜き日本音楽にとって重要なスケール(音階)になります。

他にも日本人の馴染み深い「ニロ抜き」という音階もあります。

F#メジャースケールヨナ抜きは、黒鍵「ファ#」から始まり、黒鍵だけで弾くことができます

日本の音楽の歴史

明治時代頃は日本の歌の基準は5音音階だったそうです。
外国の方が当時の日本人に歌を教えようとしたら、半音の違いが表現できなくてビックリされたというエピソードがあります。

ま と め

ヨナ抜きについて書きましたが、昔から現代に至るまでの音楽にずっと取り入れられています。
僕の持論ですが、音楽の歴史上、クラシック〜ジャズ〜ロック〜デジタル音楽〜というふうに新しいジャンルがどんどん入れ替わって流行して、実際はもっともっと細かく新しいものが出てきますが、その中にシンプルな馴染みのあるメロディがあるから、リスナーに新しいジャンルを受け入れやすくしているんじゃないかと思っています。
実際現代のデジタル音楽では、ヨナ抜き音階が非常に多く使われています。
ひと昔前より格段に増えていると思います。
これはやはり複雑に作れるデジタル音楽の上で受け入れやすいように、より馴染みやすいメロディを自然と使っているのだと思います。

今回は「ヨナ抜き」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

マサツム

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