こんにちは。マサツムです。
ヨナ抜きという言葉をたまに聞くと思います。
しかし、ヨナ抜きのスケール(音階)は、誰もがものすごく聞いたことがあるスケールです。
日本に歌が生まれて現代に至るまで、このヨナ抜きが非常によく使われてきました。
今回は「ヨナ抜き音階」を誰にでも分かりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。
「ヨナ抜き」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
ヨナ抜き音階とは?
ヨナ抜き音階とは、7音音階の中の4番目と7番目と抜いた音階です。
こちらは5音音階になります。
メジャースケールとマイナースケール、どちらもヨナ抜き5音音階があります。
日本の音楽の歴史の中で、ヨナ抜き音階はたくさん使われてきた、日本人になじみのある音階です。
ヨナ抜き音階の特徴
わかりやすくCのスケールで例えると、4度上の「ファ」と7度上の「シ」を抜きます。
メジャースケールのヨナ抜きはメジャーペンタトニックスケールと同じスケールになります。
ヨナ抜きは聴こえ方の印象は、昔の童謡や演歌のような印象を受けると思います。
日本人に非常になじみがあり、現代のJ-popでもよく使われています。
特にメジャースケールのヨナ抜きは「米津玄師」「Perfume」「きゃりーぱみゅぱみゅ」「RADWIMPS」など、たくさんのヒット曲のメロディで使用されています。
メジャースケールのヨナ抜きは半音の関係性がまったくないスケールになるので、よりシンプルになり覚えやすく耳に残りヒット曲につながるのだと思います。
違いを確認できるように「メジャースケール」「マイナースケール」「メジャースケール ヨナ抜き」「マイナースケール ヨナ抜き」を並べてみたので視聴してみてください!
Cメジャースケール
Cマイナースケール
Cメジャースケール ヨナ抜き
Cマイナースケール ヨナ抜き
「メジャースケール ヨナ抜き」「マイナースケール ヨナ抜き」、どちらも2オクターブ上がって下がって弾いただけですが、何か聴いたことあるような気がしませんか?
このようにヨナ抜きは日本の音楽にとって重要なスケール(音階)になります。
他にも日本人の馴染み深い「ニロ抜き」という音階もあります。
日本の音楽の歴史
明治時代頃は日本の歌の基準は5音音階だったそうです。
外国の方が当時の日本人に歌を教えようとしたら、半音の違いが表現できなくてビックリされたというエピソードがあります。
ま と め
ヨナ抜きについて書きましたが、昔から現代に至るまでの音楽にずっと取り入れられています。
僕の持論ですが、音楽の歴史上、クラシック〜ジャズ〜ロック〜デジタル音楽〜というふうに新しいジャンルがどんどん入れ替わって流行して、実際はもっともっと細かく新しいものが出てきますが、その中にシンプルな馴染みのあるメロディがあるから、リスナーに新しいジャンルを受け入れやすくしているんじゃないかと思っています。
実際現代のデジタル音楽では、ヨナ抜き音階が非常に多く使われています。
ひと昔前より格段に増えていると思います。
これはやはり複雑に作れるデジタル音楽の上で受け入れやすいように、より馴染みやすいメロディを自然と使っているのだと思います。
今回は「ヨナ抜き」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム