こんにちは。マサツムです。
音楽をやっていない人も、楽器のできない人も、歌がうまくなりたい人はたくさんいると思います。
カラオケで上手く歌いたい人、バンドのために歌をレベルアップさせたいと思っている人などたくさんいます。
今まで「どうやったら歌がうまくなれるの?」や「歌のうまくなる練習方法を教えて」という質問を何度もされてきました。
歌というのは楽器と違って、教えたところですぐに上達するというのは難しいです。
僕はプロのボーカリストとして10年以上活動していました。
ボイストレーニングにも通っていました。
その経験を活かして上手くなる近道を紹介していこうと思います!
歌が効率良く上手くなる BEST3
今回のパートは「ボーカル」です!
しかし、一般的に「この人は歌がうまいなぁ」と思われる歌唱力のポイントはいくつかあります。
そこで僕がボーカルを長年やっていて、大事だったと思う BEST3 をあげたいと思います!
第3位 『お腹から声を押し出す』
ボイストレーニングでは基本中の基本ですが、やはり腹式(ふくしき)で声を出すことは非常に大切です。
胸で息を吸って声を出すと、肩に力が入り、喉に負担がかかります。
腹からまっすぐ出して、体を共鳴させて自然と声を出せるようになると、自然とピッチも合わせやすくなります。
癖(くせ)が付いていたら、なかなかお腹から声を出すのは難しいと思うので、声を出すイメージで腹式呼吸をすると自然にできるようになるので、毎日数回行うと良いと思います。
どうやってお腹で呼吸をすれば良いか、感覚がわからない人は、少し前かがみになってお腹に手を当て、息を吸って膨らみを確かめてから、徐々に体を起こしていくと感覚がわかるかもしれません。
第2位 『リズムの取り方を体で覚える』
どんなにいい声でも、どんなに高い声が出ても、どんなに音程が合っていても、リズムがずれていたらカッコ悪いです。
歌のカッコ良さが一番左右されるのがリズムだと思っています。
とはいえ、ノリノリで歌うのは歌の邪魔をしてしまいます。
ドラマーが何も考えなくてもリズムを刻んでリズムキープできるように、歌のリズムも練習をすればよくなっていきます。
歌の練習をする時にピッチを気にするのではなく、リズムを気にしながらをする方法はとても良いです。
僕がよくやっていた練習方法は、歌詞にリズムのポイントになる箇所をチェックして、そこを意識しながら歌います。
その時、特に裏拍(うらはく)のリズムポイントをすごく意識して練習していました。
拍の頭を丁寧に歌う人は多いですが、裏のリズムをいい加減に歌うと抑揚も説得力が無くなります。
裏拍の声は聴き手の心に「ストンッ」と入り、歌が届きやすくなります。
このためには気持ちの良い歌のリズムが必須です!
第1位 『興奮した時を思い出す』
これは歌が上手くなるというよりも、表現力が上手くなるという方法かもしれません。
歌が上手い歌手の曲をカラオケなどで歌う時、その歌手をイメージしながら歌うと上手く歌えたりしませんか?
それはその歌手が、伝えたい言葉や文章の表現が上手くて、そのイメージを受け入れながら歌えるから歌いやすいのだと思います。
表現力を自分なりに出したい時、どのようにすれば良いかというと、普段生活をしていて興奮した出来事があった時は、すごく抑揚をつけて相手に伝えます。
「さっき、偶然あそこで芸能人にあったよ!!」とか「そこの通りに、おいしいパン屋ができてたよ!!」とか。
そんな時の話し方は言葉に溜めがあったり、イントネーションが強くなったり、伝えたい単語が大きくなったり。
今までそういったシュチュエーションは誰にでもあるはずです。
その時の相手に伝えたい話し方、それがその人その人の「伝えたい!」という表現力です。
歌と結びつけるのは難しいかもしれませんが、僕はこれに気づいてから、自分のオリジナル曲もかなり歌いやすくなりました。
オリジナル曲は表現履歴ゼロの状態から、自分なりの表現を言葉に乗せて歌になります。
自分の曲を歌い始めの時は、これができないのがすごい悩みでした。
やりすぎは禁物ですが、是非一度意識してみてください!
ま と め
歌が上手くなりたい人は、だいたい音程を合わせようとして歌ってしまい、リズムだったり表現だったりが不安定になり、結果あまり伸びないのだと僕は思います。
音程は一番最後で良いと思っています。
音程は何曲も歌いこなしたり、音楽に触れ合っていれば自然と感覚が養(やしな)われていきます。
特にリズムや腹式での発声をちゃんとできればピッチの不安定が、かなり無くなります。
今回の3つを意識しながら録音をして、自分の歌を聴いてチェックすれば、必ず歌の上達の近道になると思います!
最終的に体に浸み込んで意識しなくても、リズム、腹式、表現ができるようになれば、もうボーカリストです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム