こんにちは。マサツムです。
「編曲」って何?と聞かれることがたまにあります。
アレンジといった方が作業内容が伝わりやすいかもしれません。
音楽をやっていない人からすると作詞、作曲と比べてあまり重要視されていない作業かもしれません。
昔はクレジットに編曲者の名前が載ることはありませんでした。
そのくらい作詞・作曲のお手伝い的な感じに思われているかもしれません。
実際のところは、音楽のこと楽器のこと全てにおいて詳しくないと良い編曲はできません。
ここでは編曲の重要性を感じていただきつつ編曲のコツを記事にしていこうと思います。
今回のテーマは『リズムパターンとジャンル』
リズムのパターンと音楽のジャンルは大きく関係してきます。
どういったものがあるか、できるだけ分かりやすく簡単に説明していこうと思います。
「いろんなジャンルの音楽を聴こう」
編曲ができるようになるには、いろんな音楽を聴いていろんなパターンを知っておかなければいけません。
リズムパターンによってだいたいのジャンル分けができます。
リズムパターンとジャンル
- 「8ビート」・・・ロック、ポップスなど幅広く
- 「16ビート」・・・ダンスミュージック、ファンクなど
- 「4つ打ち」・・・EDM、ディスコ、テクノなど
- 「スウィング」・・・ジャズ、ブルースなど
- 「2ビート」・・・早いテンポだと、メタル、パンクなど
- 他にもレゲエ、サンバ、沖縄音楽など
曲によっては突然レゲエ調になったり、ジャズっぽくなったりというアレンジもたくさんあるので、リズムのパターンはたくさん知っておいたほうがよいです。
「リズムがアレンジを進めるスイッチ」
まずどのようなジャンルの曲にするか、依頼主のイメージはどんなジャンルかを決めたら、それにあったリズムのループを作ってメロディと合わせます。
そこまで組み立てるとベース、コードのバッキングなどが浮かんでくると思うので、何度か流しながら楽器を録音すれば、相乗(そうじょう)効果でいろんなアイデアが浮かんでくると思います。
一曲通して形になってきたら、Aメロ、Bメロ、サビのリズムパターンを変えたりすると、曲にメリハリがついてだんだん形になっていきます。
編曲はとにかく根気が入ります。
「メロディが降ってきて10分で曲が出来た」という作曲には奇跡が起きますが、編曲は奇跡が降ってきても完成するまではとても時間がかかります。
少しでも進むためにはリズムに背中を押してもらうのが良いと思います。
ま と め
編曲をご依頼されるときにいただくデモはだいたい「メロディーだけ」「コードとメロディ」「コードとメロディとリズム」というパターンが多いです。
そこから肉付けをしていき楽曲が完成に近づいていきます。
どこから手をつけてよいか分からないときは、大まかなジャンルを決めて、今回のテーマのようにまずリズムを組めば、アレンジが一歩進むと思います。
他にも大切だと思うことがたくさんあるので、次回も引き続き「編曲テクニック」をお伝えしようと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム
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