こんにちは。マサツムです。
最近のJ-popでは変拍子がたくさん使われています。
これはやはりDTMの普及が大きく影響しているんじゃ無いでしょうか?
それだけに、変拍子を改めてよく理解したいです。
今回は「変拍子」をわかりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。
「変拍子」って何をするの?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
変拍子とは?
変拍子(Irregular Time)とは、曲の中で拍子が一定ではなく変化することをいいます。
奇数の拍子も(5拍子や7拍子)も変拍子と分けられることがあります。
変拍子をよく使うジャンルとして、プログレというジャンルがよくあげられますが、最近ではDTMの普及により拍子が簡単に変えることができるので、J-popでもたくさん変拍子を取り入れています。
「何かむずしいことをしている」と思わせるには、とても良い手法です。
変拍子の使い方
世の中にある一番ポピュラーな拍子は4拍子です。
人は安定したリズムの音楽に落ち着いた気持ちで聴くことができます。
変拍子は聴いている人を「ハッ」とさせてドキドキハラハラした緊張感を作ることができます。
変拍子にルールはありません。
複雑なものから、付け足しただけのような単純なものまであります。
しかし、拍子が変わると誰でも「あれ?」という感覚になります。
よくある変拍子
単純なものを説明すると、曲中に4拍子が2拍子になるパターンは
「4拍子」「4拍子」「4拍子」「2拍子」「4拍子」「4拍子」「4拍子」「2拍子」・・・
のようなパターンは、よく使われる変拍子です。
ほかにも4拍子が3拍子になるパターンも多いです。
複雑な変拍子
複雑なものになると
「3拍子」「4拍子」「2拍子」「3拍子」「5拍子」・・・
ここまでくると小節の頭がどこかわからなくなりますが、メロディだったりフレーズだったり、大きなリズムだったり、この辺がうまくまとまってつじつまの合う曲は、とても良くできた曲だと思います。
有名なバンドの「イエス」は複雑ながらも、計算されたリズムで変拍子をたくさん作っています。
奇数の拍子
5/4拍子など、アクセントは
「強」「弱」「弱」「弱」「弱」・・・
というアクセントのつけ方もありますが、強弱が満遍(まんべん)なく使われた方がノリはでてきます。
「強」「弱」「強」「弱」「弱」・・・
「強」「弱」「弱」「強」「弱」・・・
このようにアクセントをつけると、2/4拍子と3/4拍子の組み合わせになってきます。
これも拍子が変わっているということで、変拍子に分けられることがあります。
7/4拍子も、3/4拍子と4/4拍子の組み合わせで作ることができます。
この拍子が組み合わせてできている拍子を「混合拍子」といいます。
似た言葉で「複合拍子」というのもありますが、こちらは意味が違っていて、変拍子ではありません。
プログレというジャンル
変拍子を多く取り入れているジャンルに「プログレ」(プログレッシブ・ロック)があります。
1960年代後半あたりからイギリスで流行したジャンルで、「実験的」「革新的」なロックとして扱われていました。
変拍子を多用していると「プログレっぽいね」と表現されます。
プログレといえば、有名なバンドはいくつかあります。
ピンク・フロイド(Pink Floyd)
プログレの先駆者といえば、「ピンク・フロイド」というくらいのバンドです。
8枚目の「狂気」はものすごく売れたアルバムです。
キング・クリムゾン(King Crimson)
ロック界に多大なる影響を与えたバンド。
顔アップのジャケットで有名なファーストアルバム。
プログレというジャンルを引っ張ってくれたアルバムです。
イエス(Yes)
変拍子のリズムを使って壊れたビートのように思えて、ちゃんと考えられて作られているすごいバンド
有名な名曲はたくさんあります。
ザ・ディスメンバメント・プラン(The Dismemberment Plan)
上記のバンドとは時代は違いますが、変拍子を多用しているバンドでとても大好きなバンドです。
ま と め
変拍子はとても効果的なアレンジの手法です。
音楽をやっていない人は、複雑なものはなかなかついていけませんが、新しいものを作るきっかけに単純な変拍子から取り入れて楽曲制作をしてみても良いと思います。
今回は「変拍子」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム